本せどりのやり方|仕入れ先・リサーチと実際に売れている価格帯
「せどり」の語源にもなった、いちばん歴史のあるジャンルが本せどりです。単価は低めですが、少額から始められ、初心者の入門に向いています。
この記事では、本せどりのやり方を仕入れからリサーチまで解説します。あわせて、マカド!をご利用中のアカウントで実際に出品・販売されている本のデータを公開します。「どのくらいの価格帯の本が、どんなコンディションで売れているのか」を、感覚ではなく実数で確認できます。
本せどりとは?初心者に向いている理由
本せどりとは、古本や新刊を安く仕入れてAmazonなどで販売するせどりです。1冊あたりの仕入れ額が小さいため、少ない資金で経験を積めるのが魅力です。せどり全体の基本はせどりとはもあわせてご覧ください。
実データ:出品されている在庫の3件に1件が本
マカド!で出品中の在庫は約184万点あります(2026年9月1日時点・在庫数1以上)。そのうち本が605,469点で、全体の32.7%を占めています。カテゴリが判別できている商品の中では本が最も多く、2位のミュージック(約12万点)の約5倍です。
本せどりは「もう終わった」と言われることがありますが、少なくともAmazonで実際に出品されている数で見るかぎり、いまも主力のジャンルです。
82%が中古。使われているのは「良い」と「可」
出品中の本605,469点をコンディション別に分けると、次のようになります。
| コンディション | 点数 | 割合 |
|---|---|---|
| 中古 | 497,679点 | 82.2% |
| 新品 | 68,614点 | 11.3% |
| コレクター商品 | 13,103点 | 2.2% |
| その他・未設定 | 26,073点 | 4.3% |
さらに、中古497,679点の内訳はこうなっています。
| 中古のコンディション | 点数 | 中古内の割合 |
|---|---|---|
| 良い | 239,385点 | 48.1% |
| 可 | 211,570点 | 42.5% |
| 非常に良い | 42,996点 | 8.6% |
| ほぼ新品 | 3,728点 | 0.7% |
「良い」と「可」だけで中古の9割を占めます。一方で「ほぼ新品」は0.7%しか使われていません。中古の本で「ほぼ新品」を選ぶ場面は、実際にはほとんどないということです。
迷ったときは、上を狙わず「良い」か「可」に寄せるのが実態に合っています。実際より良く見せると、返品や評価低下につながります。
実データ:実際に売れているのは1,000円未満の本
2026年8月の1か月間に、マカド!経由で60,009冊の本が売れました。販売価格帯で分けると次のとおりです。
| 販売価格 | 冊数 | 割合 |
|---|---|---|
| 500円未満 | 24,017冊 | 40.0% |
| 500〜999円 | 13,863冊 | 23.1% |
| 1,000〜1,999円 | 15,159冊 | 25.3% |
| 2,000〜4,999円 | 6,081冊 | 10.1% |
| 5,000円以上 | 889冊 | 1.5% |
1,000円未満が63.1%です。本せどりが「薄利多売になりやすい」と言われるのは、数字のうえでもそのとおりでした。
ただし出品されている在庫のほうを見ると、1万円以上の本も25,001点(4.1%)あります。専門書・絶版本・セット本などは実際に高値で出品されています。安い本を数でこなすか、点数を絞って単価を上げるかは、はっきり分かれる選択です。
本の95%は自己発送。FBAは高単価の本だけに使われている
同じ60,009冊を出荷方法で分けると、自己発送が57,004冊(95.0%)、FBAが3,005冊(5.0%)でした。本はほとんどが自己発送で売られています。
さらに、その中身が大きく違います。
| 販売価格 | 自己発送 | FBA |
|---|---|---|
| 1,000円未満 | 65.7% | 14.9% |
| 2,000円以上 | 8.9% | 62.3% |
FBAで売れた本の62.3%が2,000円以上なのに対し、自己発送では8.9%しかありません。つまり実際の使い分けは「本はFBAに向くか向かないか」ではなく、高単価の本だけをFBAに入れているという形になっています。
薄い本をまとめてFBAに送ると、保管料と手数料に対して単価が見合いにくくなります。数字の上でも、そこは避けられている傾向が見て取れます。
本の主な仕入れ先
- ブックオフなどの古本店…セール棚や均一棚が狙い目
- フリマ・ネット…自宅で仕入れる電脳せどりと相性が良い
- 図書館の除籍本・古本市…掘り出し物が出ることがある
上のデータのとおり、売れている本の4割は500円未満です。均一棚の本を数でこなす形は実際に成立していますが、その分だけ1冊あたりに使える時間は短くなります。仕入れの段階で判断を速くすることが、そのまま利益に効きます。
利益が出る本の見つけ方(リサーチ)
専門書・参考書・絶版本・セット本などは、単価が高く利益を取りやすい傾向があります。一方でベストセラーの中古は出品者が多く値崩れしやすいので注意しましょう。
売れ行きの判断には、価格とランキングの推移を見るのが基本です。読み方はKeepaのグラフの見方|せどりの仕入れ判断で見るべき5か所にまとめています。ランキングの下落回数から出した推定販売数は実際より少なく出るという検証結果も載せているので、仕入れ判断の前に一度ご確認ください。
コンディション設定の注意点
本は状態の評価が売れ行きを左右します。書き込み・日焼け・付属品(帯・カバー・CDなど)の有無を正確にコンディションへ反映しましょう。
前述のとおり、実際の出品では「良い」48.1%・「可」42.5%にほぼ集中しています。「非常に良い」は8.6%、「ほぼ新品」は0.7%です。中古の本で上のコンディションを選ぶのは例外的、と考えておくと判断がぶれません。
なお、中古では出品できない商品でも、コレクター商品としてなら出せる場合があります。条件はAmazonのコレクター商品とは?中古との違いと出品の条件をご覧ください。
中古を扱うなら古物商許可を
利益目的で古本(中古品)を仕入れて販売する場合、古物商許可が必要です。詳しくはAmazon転売は違法?の記事でも解説しています。※要否は状況により異なるため管轄の警察署にご確認ください。
出品・価格改定で売り切る
仕入れた本はAmazonに出品します。Amazonで出品する方法を参照し、出品後は価格改定で適正価格に保つと売れ残りを防げます。
本は1冊あたりの利益が小さいぶん、下限価格の設定がそのまま損益を分けます。手数料を引いた手取りが仕入れ値を下回る価格まで自動で下がってしまうと、売れるほど損が出ます。下限価格の考え方はAmazonの出品価格の下限とはにまとめています。
点数が増えたらツールで効率化
本せどりは薄利多売になりがちで、点数が増えるほど価格や在庫の管理が大変になります。マカド!なら、リサーチでの手取り確認から出品・自動価格改定・売上管理までを一元化できます。全体像はマカド!でできること総まとめをご覧ください。
まずは無料で試してみる
マカド!は登録月と翌月の無料お試しができ、期間中の解約なら料金は一切かかりません(月額4,980円・税込)。本せどりの管理を効率化したい方は、まず無料でお確かめください。
※本記事の数値は、マカド!をご利用中のアカウントで観測した実データです(在庫は2026年9月1日時点、販売は2026年8月の1か月間)。Amazon全体の統計ではありません。
中古の本のコンディション設定と価格改定の注意点は、Amazonで中古品を出品する方法にまとめています。

